大人の休日倶楽部で受けられる割引制度と利用条件をチェック
50歳以上の旅行好きに人気の「大人の休日倶楽部」では、会員限定の割引を利用できます。最大30%割引のきっぷや乗り放題パスがあり、旅行スタイルに応じた使い分けが可能です。この記事では、割引内容と対象期間、利用時の注意点を詳しく解説します。
大人の休日倶楽部の代表的な割引制度
シニア層の旅を応援する「大人の休日倶楽部」では、年齢や目的に応じた複数の割引制度が用意されています。ここでは主な3つの割引商品を紹介します。
ミドル会員とジパング会員による割引
「大人の休日倶楽部」には、50歳から64歳が対象の「ミドル会員」と、65歳以上の「ジパング会員」の2区分があります。ミドル会員はJR東日本・JR北海道のきっぷを5%割引で何度でも購入可能。ジパング会員になると、同区間のきっぷが30%割引となり、さらに全国のJR線でも年間20回まで20〜30%割引が適用されます。
乗り放題で利用できる大人の休日倶楽部パス
大人の休日倶楽部では「大人の休日倶楽部パス」の利用が可能です。JR東日本・JR北海道の対象エリア内が一定日数乗り放題となり、えきねっと限定でグリーン車設定も選択可能。好奇心の赴くままに自由な旅を楽しめる、会員限定の特別なパスです。
北陸フリーきっぷなど限定商品の購入が可能
大人の休日倶楽部では「北陸フリーきっぷ」など会員専用の限定きっぷを購入できます。たとえば、東京から北陸新幹線で往復し、北陸エリアの特急・普通列車が4日間乗り放題になるプランが2万円台で用意されています。
割引の利用条件と注意点を確認しよう
割引制度の活用には条件があります。距離や決済方法、対象期間などを把握しておくことで、よりスムーズに利用できます。
割引が適用される距離や決済方法の条件
通常の割引きっぷを利用するには、片道・往復・連続で201キロ以上の乗車と、「大人の休日倶楽部カード(クレジットカード)」での支払いが必要です(2026年3月からは101キロ以上に緩和予定)。
特急券のみでは割引対象外となるため、乗車券とのセット購入が前提となっています。
利用できない期間と対象外のきっぷ
ゴールデンウィーク・お盆・年末年始(4/27〜5/6、8/10〜8/19、12/28〜1/6)は割引の適用外です。また、グランクラスやプレミアムグリーン車、個室寝台券などは割引になりません。すでに割引されているお得なきっぷとの併用もできないため注意が必要です。
購入方法と利用時の注意点
きっぷは「えきねっと」、JR東日本の指定席券売機、みどりの窓口などで購入できます。購入時には会員カードの提示、またはカードでの決済となっています。複数人分の割引適用には、全員が会員であることと、それぞれの会員番号が必要です。
家族や親族が使用する場合でも非会員の利用は不可のため、券面の名義人と乗車者が一致しているかを確認しましょう。