Slackは企業で活用されているビジネスツール

Slack(スラック)とはそもそも何なのでしょうか?Slackが誰によって開発され市場に出回った時期について、現在まで企業団体を中心にユーザー数がどの程度まで増えていったのか、Slackでできる基本的な機能には何かあるかなどを初心者向けに解説します。

Slackとは何か

Slackとは、カナダ出身の実業家ダニエル・スチュワート・バターフィールドが2013年に市場導入したチームメッセージングアプリ(ビジネスなどでチーム内のコミュニケーションを円滑にするために開発されたチャットツール)です。

ビジネスで利用できるようになっておりSlackの公式ページによれば、人、データ、プロセス、エージェント、AIをひとつの対話型インターフェイスにまとめているのがSlackとのこと。その結果Slackは組織の目標達成方法を変革出来るといいます。そして2021年にSlackはSalesforceに買収されました。

Slackは、サービス開始以来確実にユーザーを増やし続け、世界150か国以上、20万以上の組織・企業が有料プランを採用しています。また2023年には三重県庁が全国の自治体で初めてSlackを全庁導入したというニュースもあり、ますます多くの企業に選ばれると考えられます。

Slackの基本機能とできること

では多くの企業に選ばれているSlackの基本機能について解説していきましょう。

グループチャット

Slackにはグループチャットの機能があります。1対1ではなく複数の人たち同士がチャットでやり取りします。

すでに稼働している組織やチームのプロジェクトに新たに配属された場合、過去のやり取りがログとして残っているので、それまでの会話を過去ログからさかのぼることで、プロジェクトの概要がつかみやすいという特徴があります。またメールのように「cc」や「bcc」などをつける必要がありません。

チャンネル

Slackにはチャンネルと呼ばれる機能があります。これはチームやプロジェクト別にチャットのグループをつくる際に使えるもので、いわばチームごとに会話をする部屋という役目を持っています。そのため複数のプロジェクトを兼任している場合でも、それぞれのチャンネルに入ることで、それぞれのプロジェクトの進捗や方向性についてメンバーと会話をすることができます。

ファイル共有

Slackの重要な機能のひとつにファイル共有があります。ひとつのファイルをネットワークを通じて複数のメンバーで共有することにより、仕事の効率化につながります。Slackのファイル共有の一例としてGoogle ドライブやOneDrive、SharePointを利用することができます。