内需関連株とは?2026年の銘柄一覧・円高や金利上昇の影響・割安株と高配当株の見つけ方を徹底解説

内需関連株とは何か、外需関連株とはどう違うのか、円高になるとなぜ注目されやすいのか――日本株を見ていると、このような疑問が出てきます。さらに2026年は、日本銀行の政策金利が1.0%程度となるなど、金利環境も以前とは変化しています。この記事では、内需関連株の基本から代表的な内需銘柄、円高のメリット、金利上昇の影響、下落する理由、割安株・高配当株のスクリーニング方法、ETFを使う方法まで、2026年8月時点の公表情報をもとにわかりやすく解説します。

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この記事の目次

  • 内需関連株とは何か
  • 内需関連株と外需関連株の違い
  • 内需関連株 銘柄一覧と代表的な業種
  • 内需関連株が円高で注目される理由
  • 2026年の内需株を見る重要ポイント
  • 内需関連株への金利上昇の影響
  • 内需株が下落する主な原因
  • 割安・高配当の内需株をスクリーニングする方法
  • 内需株ETFという選択肢

内需関連株とは?まず押さえたい基本

内需関連株とは、主な事業基盤や売上が日本国内にあり、国内の個人消費、設備投資、住宅投資、公共投資などの影響を比較的受けやすい企業の株式を指す一般的な呼び方です。

証券市場に「内需株」という正式な業種分類があるわけではありません。例えば野村證券の用語解説では、主たる事業基盤が国内にある建設、不動産、通信などが内需関連株の例として挙げられています。

一般的には次のような業種が内需系銘柄として扱われることがあります。

  • 建設
  • 不動産
  • 鉄道
  • 小売
  • 外食・サービス
  • 情報通信
  • 電力・ガス
  • 地域金融
  • 国内物流

ただし、同じ業種でも企業ごとに海外売上比率は異なります。例えば小売企業でも海外店舗を大規模に展開しているケースがありますし、通信会社でも海外事業を持つ場合があります。

そのため、「業種が内需型だから売上の100%が国内」という意味ではありません。実際に内需企業として評価する際は、有価証券報告書や決算資料で地域別売上高、事業構成などを確認することが重要です。

内需関連株と外需関連株の違いを簡単に整理

内需関連株 外需関連株 違いを理解するには、「会社がどこで利益を生み出しているか」を考えるとわかりやすくなります。

比較項目 内需関連株 外需関連株
主な収益源 日本国内 海外市場の影響が大きい
代表的な業種 建設、不動産、鉄道、小売、通信など 自動車、電機、機械など
為替の影響 海外売上が少ない企業では比較的小さい場合がある 為替換算や輸出採算の影響を受けやすい
注目材料 個人消費、賃金、国内金利、住宅・設備投資など 世界景気、海外需要、為替、貿易政策など

外需関連株は海外事業の収益が重要な企業を指し、自動車、電機などが典型例です。一方、内需株は日本国内の景気や個人消費などの影響が相対的に大きくなります。

内需株でも世界情勢と無関係ではない

「内需株なら海外経済の影響を受けない」と考えるのは正確ではありません。例えば小売、外食、食品、電力・ガスなどでは、海外から輸入する原材料やエネルギーの価格が業績に影響します。

国内だけで事業を行っていても、原油価格、天然ガス価格、穀物価格、為替などが仕入れコストへ影響することがあります。

内需関連株 銘柄一覧|代表的な企業を業種別に確認

内需銘柄に法的・制度的な明確な線引きはないため、ここでは国内需要との関係が比較的大きい業種に属する代表的な上場企業を例示します。特定銘柄の購入を推奨するものではありません。

業種・テーマ 銘柄例 証券コード
建設 大成建設 1801
建設 大林組 1802
建設 清水建設 1803
不動産 三井不動産 8801
不動産 三菱地所 8802
鉄道 東日本旅客鉄道 9020
鉄道 東海旅客鉄道 9022
通信 NTT 9432
通信 KDDI 9433
通信 ソフトバンク 9434
小売 イオン 8267
都市ガス 東京ガス 9531
都市ガス 大阪ガス 9532

上記企業にも海外事業を持つ会社があります。そのため、この表は「完全な国内専業企業の一覧」ではなく、内需関連株として検討されることがある業種・企業の代表例です。

「円高=内需株に必ず有利」と考えると判断を誤ることがあります。どの企業に恩恵があり、逆に不利になるケースは何なのか。重要な違いを次のページで解説します。